FC2ブログ
 
元・半年で合格に挑戦からの再挑戦
初期知識はゼロ 半年前から始めて09年度短答合格を目指してました 10年度も一歩及ばず・・・ 11年度は最後の挑戦です。落ちないように勉強します。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

企業法 解答再現

※条文指摘は省略していますが、実際には指摘しています。


 自己株式の取得は、本来会社が自由に取得出来るはずである。
しかし、取得により、実質的な対価の取得はなく、会社財産が流
出し、資本の空洞化が生じることとなる。その為、会社保護、債
権者保護の観点から、厳格な法的手続きを踏まなければならない。
 本問のように有償取得の場合、まず、株主総会決議によって、
取得する株式の数、引換えに交付する金銭等の内容及びその総額、
取得できる期間(ただし、1年以内)を定めなければならない。
本来公開会社である甲社であるならば、所有と経営の分離の原則
に基づき、業務執行は取締役会の役目である。しかし、前段の趣
旨に基づけば、自己株式取得は会社における重要問題であるから、
実質的な所有者である株主の意見を反映させるべきである。
 次に、取締役会の決議で取得のつど、取得株式数、引換えに交
付する金銭等の内容及び総額、申込み期日を定めを定めなければ
ならない。これは、公開会社においては、迅速な手続きを重視し、
実際の取得の際は、取締役会に授権できるとしたものである。あ
らかじめ、株主総会で規定したうえでの取得であれば、冒頭の趣
旨は守られることから、許容できるものである。
 そして、株主に対し、上記の決定事項を通知しなければならな
い。これは、株主に申込みの機会を与え、実効性を確保するため
である。さらに、公開会社である甲社は、公告で足りる。公開会
社であれば、それでも十分公知性は確保されており、会社の事務
処理の便宜をはかる為である。
 もっとも、無償の場合は、会社が自由に取得出来る。この場合、
実質的な会社財産の流出が生じないからである。



※最後の方は米粒のような字になっています。
 無償は完全に蛇足ですね。


 本問においても、基本的には問1と同様の手続きを経ることと
なる。しかし、本問のように特定の個人株主Aから自己株式を取得
した場合、他の株主との間に不均衡が生ずることとなる。そこで、
問1の手続きに加え、さらに厳格な手続きが要される。
 具体的には、本問の場合、実際の取得の際取締役会には授権でき
ず、株主総会特別決議を経なければならない。ここにおいて、会社
は、他の株主が自己の株式も追加して取得する請求をすること
ができる旨を通知しなければならない。そして、それに基づき、他
の株主は前述の請求をすることができる。株主間の平等をはかるた
めである。もっとも、この追加請求権は、定款で排除可能である。
例外として、取得対価が市場価格以下の場合はこの適用はない。取
得対象株主にとって、有利な条件ではなく、株主間の不平等は生じ
ないからである。また、この際の取得対象の株主は、特別利害関係
人に該当し、議決に加わることは出来ない。自己の利益を優先する
ばかりで、団体利益を尊重することが出来ないと考えられるからで
ある。
 なお、本問では「個人」株主とあることから、子会社における特
則は考慮外とした。






 本問において、分配可能額に関し、虚偽の表示をし、実際には分
配可能額を超えた剰余金の配当がおこなわれている。よって、本問
における剰余金の配当は無効であると解する。
 すると、株主の責任であるが、本問における剰余金の配当は無効
なので、当然に乙会社に交付を受けた財産等の帳簿価額相当額を返
還しなければならない。
 次に、Aであるが、Aは代表取締役として、配当を行う旨の議案を
提出していることから、業務執行者にあたる。その為、会社に対し
交付を受けた財産等の帳簿価額相当額を会社に対し支払う義務を負
う。これは過失責任であるが、Aは計算書類を粉飾して、分配可能額
を偽って報告していることから、悪意・重過失は明らかであり、本
問において、乙に対して責任を負うものと解する。
 Bであるが、監査役であることから、会社に対して任務を怠った時
には会社に対し損害賠償責任を負う。本問において、監査役は、Aの
粉飾を見逃して、誤った監査報告をしている。これが、任務懈怠に
あたるかどうかであるが、本問において、Aの怠慢な経営により、財
政状況が悪化していることから、Bは各種調査権を利用して、当該虚
偽の表示を見抜くことは可能であったと考えられる。よって、Bは会
社に対し、損害賠償責任を負う。




 本問において、Xは虚偽の計算書類及び監査報告を信頼し、乙会社
に融資したが、乙の倒産により弁済を受けられなくなり、これにより
損害を受けている。そこで、XはA、Bに対し、429条2項における
責任を追及することが考えられる。
 まずAであるが、計算書類の虚偽記載をしていることから、429
条2項一号ロに該当すると考えられる。ここにおいて、「重要な
事項」とあるが、その「重要」の意義が明らかでなく問題となる。
 思うに、429条の趣旨は第三者保護である。従って、「重要」と
は「投資者の意思決定に影響を与える」ということを意味すると解す
る。本問においては、分配可能額の虚偽記載であり、これは剰余金は
配当の有無に影響するから、明らかにXに重要な影響を与えると考え
られる。以上により、AはXに対し、損害賠償責任を負う。
 次にBについてであるが、Bは監査報告の虚偽記載をしていることか
ら、429条三号に該当する。ここにおいても「重要」の意義が問題
となるが、429条が第三者保護であることを鑑みれば、その意義は、
前段の同条同項一号ロと同様であると解する。よって、前段に基づき
本問では重要な虚偽記載にあたる。次に、Bの過失の有無が問題となる
。本問において、Bは、取締役会で意見を述べたり、各種調査権を用い
ることで、Aの怠慢な経営から、虚偽の記載を見抜き、適正な監査報告
が可能であったと考えられる。よって、BもXに対し、損害賠償責任を負
う。



※「重要」についてはっちゃけすぎました。
一項を触れなくてよいものだと思っていたので、スペースが
余り過ぎてしまった為です。


尚、流石に本試験から日が空いてしまった為、記憶があいまいです。
そして、打ちこむにあたり、後半は疲れてしまったので、ちょっと
適当になっているかもしれません。なんか本試験の解答と少し違う
気もします。その点ご容赦願います。
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

プロフィール

daglus

Author:daglus
27才 男
趣味:テニス・将棋
大原→LECへ
統計学選択

2009年1月から勉強開始し、09年は一歩及ばずでした。
2010年短答連続7割落ち・・・
2010年12月短答合格
2011年論文合格
2年半の時を経て、合格できました。

画像は僕が愛用してるストリングです。

最新記事

最新コメント

月別アーカイブ

カテゴリ

FC2カウンター

リンク

検索フォーム

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。